Visual Moniter-2の評価(使い心地)
 
アルファプロジェクトか出ているSH用モニタデバッガです。このモニタデバッガのよい ところは、デバッグするプログラムをフラッシュROMにダウンロードできることです。他メーカのモニタデバッガではRAM上にしかダウンロードできないも のも多くRAM容量に泣かされることがありますがその心配はありません。機能はフルICEと同等のものでかゆい所に手が届くと言ったところでしょう。
反面、欠点もあります。
モニタプログラムの仕組みを理解できているひとでないと設定の方法がわからない。
多機能なためモニタプログラム本体が大きくなってしまう。
・フラッシュROM書き換え時にはCPUの内蔵RAMをいっぱい使ってしまう。
・ハードが動いていないとデバッガも動かない(ハードテストに向いていない)
以上が感じていることですが、この価格(3万円程度)でこの機能であれば、一つ買っておいても損はないでしょう。でも、マイコンを知らないプログラマや コーダーレベルのひとにはこの環境は構築できないと思いますので要注意です。マイコンを理解しているプログラマなら自動生成ツールによって吐き出されたサ ンプルコードをちょっと修正するだけで、快適なデバック環境を手に入れることができます♪

モニタプログラムの生成の手順(順番とおり)
まずは、組み込むCPUボードのメモリのCPUの種類とマッピングについてよく調べる(笑)
VMeditを起動する。
ターゲットの設定(CPUの種別/動作周波数/使用SCI/通信レート/ブート待ち時間)を設定する。動作周波数はモードによって発振器の逓倍率がことなるので注意。使用SCIはフラッシュ書き込みと同じポートがよいでしょう。
アドレス設定(ベクタ先頭アドレス/ユーザープログラム/スタック/モニタワーク/フラッシュROM種別・サイズ)をおこなう。デバッグするプログラムのベクターアドレスは、RAM上かフラッシュROM上の仮想アドレスに配置されます。ユーザープログラムもスタックも同様に配置されます。拡張したRAMのアドレスとサイズを計算して設定する必要があります。
バス設定(たぶんディフォルトで大丈夫でしょう)
・全て設定が終えたら“出力”ボタンを押すとコンパイル可能なソースファイルが出力されます。

・エクスプローラーで出力されたフォルダを開きます。
・boot.cをターゲットであるCPUに合わせた初期化処理の記述をします。(boot.cの修正例
・makeallを実行(ダブルクリック)するとgnu-gcc-coffが起動し書き込みかのうなmot形式ファイルが生成されます。

理屈がわかっていればたったこれだけですが・・・・

リンク後
 

これは、ターゲットCPUボードの電源を入れた時にあらわれるメッセージです。このメッセージダイアログが出れば構築成功です。モニタプログラムは専用の ツールで簡単に作ることができます。
生成されたプロジェクトファイル群(makeファイルができます)にあるboot.cを修正(ポートの定義を変更)コンパイルすれば書き込み用のモトロー ラ形式ファイルが出力されます。出力されたファイル”vmsh_mon.sr”は、みついわゆきおさんの製作されたフラッシュROMライタプログラム “h8write”で書き込み可能です。

ロード後
 

これだけ高機能なのです。ソースデバッグ、各レジスタ、メモリ、スタック・・・・CPUの状態はほとんどわかります。
 

 


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